『大津鎭雄展』
 
過去の展覧会
 
 大津鎭雄 展
   〜西欧の誘惑・少年時代から辿る画家の生涯〜 
 
        
     
 
会 期:2014年9月27日(土)〜2015年3月15日(日)
 
 
開館時間:10:00〜17:00
 
 
休館日:月曜日(10/13、11/3,11/24,1/12は開館し、10/14、11/4、
 
 
11/25、1/13は休館)年末年始休館(12/24〜1/9は休館)
 
     
《壊れた橋》 1982年 油彩・キャンバス 130.3×193.9cm
 
 

 
   展覧会概要
 本展は、少年時代より画家を志し、日本各地やフランスを中心とする西欧の風景を描くことに生涯を捧げた芸術家・大津鎭雄の80年
近くに及ぶ画業を回顧する展覧会です。第1回一水会展に出品された《遠望》をはじめとする少年時代および日本美術学校在学中の貴
重な作品をはじめ、東京駅周辺など日本国内に取材した作品、フランス各地にモチーフとなる情景を求め描いた大作など代表作を一堂
に集め展覧いたします。本展にて、美しい風景を追求した画家・大津鎭雄の静穏なる世界をご堪能いただければ幸いです。

 


 
  
 ■大津鎭雄 【おおつ しずお・1920〜2008】

 

  東京・千駄木に生まれる。大阪商船に勤める父の仕事により、神戸、沖縄などを経て、

1929年、東京・吉祥寺に転居。33年、日本美術学校(現・日本美術専門学校)初等科に
特別免除にて入学。37年、同校洋画科在学中、安井曾太郎らが前年に創設した洋画団体
・一水会の第1回展に弱冠17歳にして初出品初入選を果たす。同校卒業後、安井曾太郎
に師事。以降、一水会、日展を中心に作品を発表。戦後は、アーニーパイル劇場(東京宝
塚劇場)での舞台美術デザインの仕事なども手がけ、劇場近くの東京駅や丸の内界隈を
題材にした風景画を描いている。後年にはフランスを中心とする西欧の農村などに取材し
た風景画の大作に挑み、油彩画の特徴を活かしたのびやかな筆致で描いた。日展・文部
大臣賞(1991年)や第15回小山敬三美術賞(2000年)などを受賞。
 
 
 
       
 
 
       
 
 
       
 
 
   ■ 図版
 

1段目左:《十三歳の自画像》 1935年 油彩・キャンバス 60.5×50.3cm、1段目中:《遠 望)》 1937年 油彩・キャンバス 91.1×116.3cm、

 

1段目右:《正 面》 1951年 油彩・キャンバス 116.8×116.5cm、2段目左:《 欅 》 1957年 油彩・キャンバス 96.7×161.3cm、

  2段目中:《山添いの村》 1991年 油彩・キャンバス 130.2×193.9cm、2段目右:《入江の農家》 1999年 油彩・キャンバス 130.3×193.9cm、
 

3段目左:《アルプスの村(フランス)》 2002年 油彩・キャンバス 130.3×194.1cm、

  3段目中:《ポートフイノの午後(イタリア)》 2001年油彩・キャンバス 130.2×194.0cm、
  3段目右:《オーベルニュの農家》 2004年 油彩・キャンバス 130.3×193.8cm
      
 
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